レーザー脱毛の具体的方法を知る前に、
毛のメカニズムについて理解しておきましょう。
宿敵を打つには、まず相手がどのような気性のものか知る必要がありますからね(笑)。
ピンセットなどで体毛を根っこから抜くと、
付け根の部分が丸くなっているのが確認できると思います。
この部分を毛球といいます。
毛球には、毛母細胞が通っており、これが性ホルモンの影響を受け、
色素を増加させていくことによって、毛を太く長いものに成長させていくのです。
よく「ムダ毛が増えた」などという言い方をしますが、
これはじっさいには、毛の本数が増えているのではなくて、
もともとある毛が強固に成長した結果なのですね。
毛包の総数は、お母さんの胎内にいるときにすでに決められており、
生まれてから増加することはないのだそうです。
あとは、既存の毛包のなかで、一定のサイクル(毛周期)に応じて、
毛はひたすら生えては抜けるという円環運動を繰り返しているのです。
本来、動物にとって、毛は、皮膚を守ったり、
体温を調節したりするために、なくてはならないバリアーのようなものです。
だからこそ、ジャングルをうろついているような獣たちの顔や体は毛むくじゃらなんです。
しかし、洋服やエアコン機器などの現代文明に囲まれて
生活を送っているわれわれにとっては、むしろ邪魔な存在でしかない。
人間という生きものが、哺乳類のなかで
いかに特殊な発達を遂げてきたかがわかって、興味深いところです。